行動経済学

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fubuki

お金を払ったからには参加しないと損している気持ちになる


 

家族4人でスキー旅行の予約をしました。すでにお金は支払済みです。
ところが、当日の天気が大荒れで、強風で気温は低く、大雪の予想です。
こんな日は家を出たくない・・・でも、お金は払ってしまっています。
さて、どうしますでしょうか?

  • なんとしてでも、スキーに行く!
  • お金は諦めて、暖かい家で過ごす!

 

この質問に対しては、多くの人が、無理してスキーに行くことを選ぶそうです。
スキー場に行ったら高い価格のランチの出費もあるでしょうし、その他にも
色々お金が出て行くと思います。

それでも、寒さに耐え、追加の投資をしてまでスキーに行く人が多いのです。

いわゆる、「サンクコスト」。
もう使ってしまったお金が無駄になるのは許せないので、
苦労してでも、追加のお金を払ってでも、出かける方を選ぶのです。

 

では、先ほどと同じような質問です。状況はかわりません。
唯一変わるのは、スキー旅行は、自分で予約したものではななくて、
商店街の抽選であたった旅行券でした。あなたは、スキーに行きますか?
家でぬくぬくしていますか?

この場合は多くの人が、スキーに行かず、家でぬくぬくする方を
選んだそうです。

もちろん、悪天候でもスキーは楽しいかもしれません。
いや、もしかしたら、リフトが動いていなくて、
行って疲れただけで、スキーはできないかもしれません。

でも、この場合の意思決定の要因は
「使ってしまったお金」にあるのです。(サンクコスト)
今回は、お金を使っていないので、あっさりスキーを諦めることができるのです。

一方で、
無駄にしたくない、ちょっとでも活用したいと思う気持ちが
将来の利益を損なっていないでしょうか?

こういう時は、過去に使ってしまったお金のことを考えるのではなく、
未来のことについて思いを馳せましょう。

今日、この寒い悪天候の中で、家の中でぬくぬくできるなら、
いくらの価値があるんだろうと!

サンクコストに目を取られて出かけてしまうと、
こういった将来の価値をも失うことになりかねません。

高速道路の老朽化で、改めての国土強靭化で、無駄な出費をしようとしている国があります。
もちろん、崩れそうな橋やトンネルをそのままにしておくわけにはいきません。
しかし、本当にその橋とトンネルは必要なのでしょうか?
修理するより、閉鎖してしまったほうが、余計な出費もかからずにすむのではないでしょうか?


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