行動経済学

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20135/16

問題の見せ方によって判断や答えは変わる!?


問題の見せ方によって判断や答えは変わる!・・・のは非合理ですよね。
いつも、同じ問いには、同じ答えを返したい。
でも、そうは行かないんです、というお話。

あなたはある一軍(600名)を率いる隊長です。
周りを敵兵に囲まれて絶体絶命のピンチです。
そこで、司令本部から情報が入りました。
選択肢は2つ。
A: 山沿いに撤退すると200名が助かるだろう。
B: 海沿いに撤退すると、600名が助かる可能性が3分の1で、
一人も助からない可能性が 3分の2です。

多くの隊長はAを選ぶそうです。(72%)
AもBも結果は変わらないのにね。

では、質問を少し変更してみます。

あなたはある一軍(600名)を率いる隊長です。
周りを敵兵に囲まれて絶体絶命のピンチです。
そこで、司令本部から情報が入りました。
選択肢は2つ。
A’: 山沿いに撤退すると400名が犠牲になるだろう。
B’: 海沿いに撤退すると、死者ゼロの可能性が3分の1で、
600名全員が死ぬ可能性が3分の2です。

この質問であれば、多くの隊長は、B’を選択するそうです(78%)

A=B=A’=B’ ですよね。

何も変わらない。
でも、質問の表現の仕方で答えの比率は大きく変わってくるんですね。

これが、フレーミング効果です。

フレーミング。 カメラ撮影のフレームですね。
同じ被写体でも、どういったアングルで、どんなフレームにするか。
これにより、写真の見え方は変わってきますよね。

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消費税の外税か内税でも見え方は変わっちゃいますよね。
企業は、外税にして、本体価格だけ大きく見せたほうが
顧客に安く見えるので、外税で表示したい。
でも顧客が混乱するので、日本では、現在は総額表示が
義務付けられています。(書籍とか一部利益団体が強い業界は除く)

sougaku
 財務省のページより

 

これもフレーミング効果ですね。

今回の消費税率の引上げで、総額表示がどうなってしまうのか!?
興味深いですね。

いずれにせよ、方針をちょこちょこ変更するのはやめてほしいものです。

 


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